デジタルアーツは、自社のホームページで提供している、情報モラル教育の学習資料をダウンロードした教育関係者を対象に、教育現場でのICT活用に関するアンケート調査(有効回答数:71)を行い、その結果をまとめました。
この調査は、文部科学省が2020年に向けて、小学校でのプログラミング必修化、デジタル教科書の導入、1人1台のタブレット端末を使用した授業の導入を進める中、実際に教育に携わる方々が変革に対してどのように考えているのかを把握する為に、デジタルアーツのホームページにて無料で提供している学習資料をダウンロードしたことのある学校・教育委員会・情報モラル教育に携わる教育関係者を対象に実施したものです。
小学校でのプログラミング・タブレットの導入についての考え
プログラミング・タブレットの導入についての考えは
「自主的に学び、問題解決する力が身につくことを期待」が最も多く47.9%
「日本の教育がどう変化するのか、具体的な方針やプランが知りたい」39.4%
小学校でのプログラミングの必修化は
「必要だと思わない」54.9%
「必要だと思う」45.1%でした。
教育関係者の間では、否定的な考えの方の方が多いようですね。
今後、児童・生徒に積極的に経験しておいた方が良いと思うこと
「積極的にコミュニケーションする」94.4%
「人前で発表・発言する」80.3%
「ディスカッションの機会を経験する」71.8%
「タブレットやスマートフォンの操作に早くから慣れる」15.5%
「インターネットを積極的に活用する」14.1%
「プログラミングを学ぶ」11.3%
確かに、社会で生きていくためには、コミュニケーションする力は大事ですが、、、
ICTに関連する事柄は、ずい分低いように思います。
コミュニケーションにICTは切り離せない
IT業界で生きている母親の1人として
こういうアンケート結果を見ると
もう少し、前に進んで欲しいと思ってしまう。
「コミュニケーション」は人としてとても大事。
そもそも、コミュニケーションをとる上で、
ICTは欠かせないものになってきてる。
空気を吸うぐらい当たり前に
「慣れる」「活用する」「学ぶ」
というのはITが苦手な大人に必要なことで
子どもたちは、もっと自然に共存していけるはず。
国語の授業を受けながら、デジタル教科書にラインを引く、
友だち同士でそれを見ながら会話する、
家庭科の時間には裁縫の動画を見て、やり方を学ぶ。
先生はタブレットやパソコンに詳しくなければ
子どもたちに教えてもらったらいいと思う。
ノウハウなんてどんどん意味のない時代になるんだから。
重要なのは、誰がどのように教えるのか。
先生の知見、経験、パソナリティーというフィルターを通じて
子どもたちに馴染みやすいICTを活用して
興味をどんどん刺激して
学ぶ意欲が広がればいいなと願います。